なぜCAMRなのか?(その4)

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CAMRをおススメする理由の続きです。
一つ目は、システム論をベースにしている、という点。
二つ目は、人の運動システムの作動の特徴に基づいてアプローチを構築している、という点。
三つ目は、クライエントを自律的で有能な運動問題解決者とみなしている、という点でした。
 
四つ目は、クライエントにもわかりやすい日常的な言葉を用いている、という点です。
 
専門職種の人達の間では、専門用語というものが用いられています。専門的な話をする際にはとても便利で重宝するのですが、当然のことながら世間一般の人達にはなじみの薄い言葉がほとんどです。
 
ここでセラピストがよくやってしまいがちなのが、クライエントに対しても専門用語を用いて話をしてしまう、ということです。気を付けてはいても、ついつい無意識のうちに口から出ていることもあるので、なかなかやっかいな問題ですね。
 
その点CAMRでは、重要な概念も割とシンプルな日常的な言葉で説明されています。CAMRでは人の運動システムの作動の特徴という本質的なところから考えていますので、本質というものは案外シンプルに表現され得るものなのかもしれませんね。
 
わかりやすいシンプルな言葉を用いることのメリットは、なんといってもクライエントにとって理解しやすいということです。
 
クライエント自身の運動問題についての理解が深まり、セラピストとの情報共有もやりやすくなります。そうすると増々クライエントの問題解決者としての振舞いが促進される、という好循環が生まれやすくなります。
 
実際にCAMRでは、過去にクライエントから提案された方法が、主要なリハビリ課題の一つとして取り入れられているそうです。

 
そして補足になりますが、シンプルな言葉でクライエントにとってわかりやすいということは、臨床経験の浅い方や新人セラピストにとってもわかりやすいだろうと思われます。
 
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なぜCAMRなのか?(その3)

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一つ目は、システム論をベースにしている、という点。
二つ目は、人の運動システムの作動の特徴に基づいてアプローチを構築している、という点でした。
 
三つ目は、クライエントを自律的で有能な運動問題解決者とみなしている、という点です。
 
このアイデア自体はCAMRのオリジナルというわけではなく、アメリカでシステム論の議論が活発になされていた頃のHigginsの論文(Higgins S.;Motor skill acquisition. Phys Ther. 1991 Feb;71(2):123-39.)を参考にしています。
 
この論文の中でHigginsは、運動スキルの効果的な獲得には、クライエントを自律的で有能な問題解決者とみなす必要がある、と述べています。
 
しかしながら、リスク管理の問題などもあってやむを得ない面もあるとはいえ、一般的に医療的リハビリテーションの世界では、特に急性期に近ければ近い程、セラピストが管理的に振る舞う場面が多くなると考えられます。
 
また理学療法においては、「評価に始まり、評価に終わる」と言われるくらい評価の重要性が訴えられていますが、リハビリのセッションはその評価の段階からしてセラピスト主導で進められる構造になっています。
 
基本的にはセラピストがクライエントを専門的に評価する、という一方向の流れになり、必然的にクライエントは受け身的な立場におかれてしまうことが多いようです。
 
一方CAMRでは、クライエントを自律的で有能な運動問題解決者とみなしていますので、セッションの最初の段階からクライエントには主体的な役割が要求されます。
 
従来的な運動機能評価に該当する部分については、「評価」の代わりに「探索」という技術が用いられ、クライエントとセラピストが共にそれぞれの立場から運動問題に関する情報を探っていくことになります。
 
従来的な方法論もCAMRの方法論も、それぞれ一長一短があり、どちらが良いというものではありません。
 
しかし、「全人間的復権」というリハビリの大命題や、心理学におけるDeciらの自己決定理論など、内発的動機づけ研究の分野での自己決定や自己選択の重要性を指摘する報告などに照らして考えると、従来的な方法論に加えてCAMRの方法論を知っておくことは、とても有意義なことだと僕には思われるのです。

 
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