なぜCAMRなのか?

目安時間:約 6分

\(^▽^)/
アロハ~!
 
しあわせ探検家の晋作です!
ご機嫌いかがですか?
 
今回は、CAMRをおススメする理由について書いてみます。
(※このブログでのCAMRについての記載は、一学習者として僕が今現在理解している内容です。もしかしたらCAMRの公式な見解に照らし、間違っている所があるかもしれませんので、その点はご容赦・ご理解お願いいたします。)
 
CAMRって何?
 
という方もおられると思いますので、まずはCAMRという言葉について説明します。
 
CAMRとは、〝Contextual Approach for Medical Rehabilitation”の頭文字をとった略称で「カムル」と読みます。日本語にすると〝医療的リハビリテーションのための状況的アプローチ”となります。
 
理学療法士の西尾幸敏氏によって、システム論をベースに構築されたリハビリテーションアプローチのことです。
 
CAMRの詳細については、CAMR基本テキストCAMR公式FacebookページCAMR公式ホームページ等をご参照ください。
 
それでは、僕がCAMRをおススメする理由をいくつか挙げてみます。
 
まず、一つ目はシステム論をベースにしている、という点です。
 
アメリカでは、1990年に開催されたⅡSTEP会議において、それ以降の理学療法教育はシステム論を中心に据えることが決められました。
 
しかるに、日本の理学療法教育では、システム論という言葉は2000年前後くらいから国内の成書でも散見するようになりましたが、教育現場の実態としては特に大きな変化はありませんでした。これは僕自身、理学療法士の養成校で教員をしていた経験に基づく偽らざる実感です。
 
ちなみにシステム論と対比されるパラダイムは、要素還元論と呼ばれるもので、要素還元論から、システム論への流れはリハビリの世界だけの話ではなく、広く一般社会においても同様にあてはまります。
 
要素還元論の考え方は古くからあるのですが、デカルトの心身二元論により強力な説得力を持ち、科学革命や産業革命に多大な影響を与えたと言われています。いわば現代にもつながる大成功の立役者、というわけです。
 
そんな大成功した要素還元論ですが、世の中には要素還元論では上手く説明できない現象もたくさんあります。そこで台頭してきたのがシステム論、というわけです。
 
例えばノーベル化学賞を受賞したイリヤ・プリゴジンによる散逸構造理論や、マトゥラーナとヴァレラによるオートポイエーシス理論、割と一般的にも流行したカオス理論、複雑系なども、システム論をベースにしています。
 
この辺りは踏み込むと長くなってしまいますが、、、要するにシステム論の方が新しいわけです。
 
通常新しいものというのは、古いものの悪いところを改善していたり、古いものにはない機能を持っているなど、何かしら良い点があるものです。ガラケーとスマホを比べてみるようなイメージですね。
 
もちろん、ガラケーにも依然として使い道があるように、古い理論がダメなわけではありません。ましてや要素還元論は大成功の立役者です。今でもその有用性に疑いの余地はありません。
 
しかしながら、新しい良い理論があるのならば、それも受け入れてみた方が得ではないだろうか?ということです。
 
要素還元論に基づくアプローチしか知らない場合と、それに加えてシステム論に基づくアプローチも知っている場合を比べて考えてみましょう。
 
どちらの方が、より広い視野から問題を捉えることができるでしょうか?
 
最善と思われる具体的なアプローチ方法を決定するにあたり、どちらの方が、より多くの選択肢を想定して吟味できるでしょうか?
 
単純に考えても、要素還元論だけの場合よりも、要素還元論+システム論の場合の方が有利のような気がするのです。
 
これがCAMRをおススメする一つ目の理由です。
 
最後まで目を通していただき、ありがとうございます!
あなたにすべての良きことが雪崩のごとく起きます!
 
マハロ~!
 
 
 
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